テレビで為替レートを表示する場合、「ドル/円 92.07−92.09」と表示されますが、これは一体どう意味なのでしょう?
答えは、価格を提示する側が 1ドル=92円09銭でドルを買います、価格を提示する側が1ドル=92.円07銭でドルを売りますという意味で、これを「2wayプライス」と呼んでいます
つまり、二つの価格表示の意味は、投資家が1ドルを買うときが1ドル=92円07銭で、投資家が1ドル売るときが1ドル=92円09銭ということになります 上の例で、買値よりも売値のほうが安くなっています
これは、買った1ドルをすぐに売って為替レートに変動が無かったとしても、2銭損をしてしまうことになります。 反対に、FX会社から見ると、5銭の利益になっているということですちなみに、お客様から見た売りレートは「ビッド(Bid)」、お客様から見た買いレートは「オファー(Offer)」と呼ばれます。
2Wayプライスを表示する最大のメリットは、買値と売値が同時に提示されることで、取引の透明性が明確になることです。これにより、FX会社が不当に操作した買値や売値を提示して、マージンを多く取ったり投資家に不利な取引をする不正を防止することができ、投資家にとっては大切な機能なのです
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