OCO(オーシーオー:One Cancel Other)について |
OCO(オーシーオー:One Cancel Other)とは、
片方の注文が成立すると、もう片方がキャンセルされるという意味です。この場合、リミット(指値)が成立すると、ストップロスオーダーの方が、ストップロスオーダーの方が成立すると、リミットの方がキャンセルされるという意味です。
このOCOは外国為替証拠金取引(FX)の注文方法の基本中の基本なので、必ずするようにしてください(多分、「これがOCOだ!」ということに気づかずにしてしまっている人が多いと思いますが・・・それぐらいナチュラルな注文方法なんです。)
たとえばですが、1ドル=100円で買ったドルを持っているとします。そこで、1ドル=125円なら利益を確保して、1ドル=99円なら損切り(損の確定)をしようと考えたとします。
そうすると、まず、指値(リミット)を1ドル=125円に指定しつつ、ストップ・ロス・オーダーを1ドル=99円に指定するということになります。
外国為替証拠金取引(FX)ではこういう注文ができるのです。この注文を出しておけば、あとは寝てようが遊んでいようが、何をしていても勝手に外国為替証拠金取引(FX)業者・会社が決済をしてくれるのでとっても楽チンなのです。
こう書くと注文のときに面倒くさそうですが、実際は、とても簡単で、パソコンの画面には、指値(リミット)を入力する欄とストップ・ロス・
オーダーを入力する欄がそれぞれ必ずあるので、そこに値を入力するだけです。とっても簡タン!
自分が利益を確定させたい外国為替レートと損切りをしたい外国為替レートを決めて注文している人は、はじめての人であっても、ごく当たり前にしている注文方法です。
【OCOのイメージ図】
1ドル=100円で
1万ドルを購入中 |
→ |
1ドル=125円でリミット(指値) |
→ |
1ドル=99円でストップ・ロス・オーダー |
なお、例えば、上のようなOCO注文を10回やって、5勝5敗の5分の成績だったらどうなるでしょう?
断然 利益の方が残りますよね
このように負けを少なくしてくれるのが、OCOなのです。
参考⇒IFDとOCOを組み合わせて使う「IFO注文」 「 IFDO注文」が便利
この方法は私もよく使いますが、損失を少なくすることができ、パソコンの前にいなくても勝手に売買が成立するから助かります。
このほかFXには多様な注文方法があります
成行注文とは、とにかくすぐに売り買いしたいというときに出す注文です。 注文を出した瞬間の市場のレートで注文が成立します。確実に注文を成立させることができますが、いくらで成立したのかは注文が確定してからではないと分からないというデメリットがあります。
指値注文とは、あらかじめ自分で通貨を売り買いする値段を決めておき、市場のレートがその値になったら取引が成立するという注文方法です。成行とは違い取引の値段は自由に指定できるのですが、レートがその値に達しなければいつまでも注文が成立しません。
逆指値注文とは、名前の通り指値とは逆の注文方法になります。指値はレートがある値まで下がれば買って、上がれば売るというものですが、逆指値は反対でレートがある値まで上がれば買い、下がれば売るという言うものです。
この注文方法は損失を限定するときや、上昇トレンドを確認してから買いたい場合に有効なので、ぜひ使いこなせるなってください。
以上の3つが、FXには多様な注文方法になります。
|